「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

5つの「快」

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5つの「快」

福田稔先生は、健康の基本は「快眠、快食、快便、快尿、快汗」の5つになるとおっしゃっていました。
この5つの「快」は、いずれも副交感神経にかかわっています。

快眠

眠りは、副交感神経優位のときに訪れます。交感神経の緊張状態が続いていると、なかなか眠れず「不眠」になります。

姿勢からみた自律神経のバランスでいえば、横になるだけで副交感神経優位になります。健康な人なら、横になったら眠くなり、そのまま寝てしまうことも多いでしょう。布団に入るとすぐに眠りに入れる人は、自律神経のバランスがうまく副交感神経優位に切り替わっているということです。

布団に入ってもなかなか眠れない人は、自律神経のバランスが、交感神経優位から副交感神経優位にうまく切り替わっていないということです。

朝起きて、「ぐっすり眠った」「疲れがとれた」というのが、質の高い「快眠」であるといえます。睡眠時間は、個人差がありますが、だいたい6〜8時間の間で「ぐっすり眠った」「疲れがとれた」と感じることができればいいのではないでしょうか。

3〜6時間の睡眠時間でも、「ぐっすり眠った」「疲れがとれた」と感じることができれば、質の高い「快眠」といえるでしょう。

快食

食事も、副交感神経を優位にします。副交感神経が優位になることで、消化や吸収にかかわる臓器の働きが高まります。唾液の分泌、胃酸の分泌、腸の蠕動運動なども、副交感神経優位で高まります。

食事がおいしくいただけるのは、健康の基本です。たんに食べればいいというわけではなく、「おいしい」と感じて食事をいただくことです。一流シェフが作った高価な料理ではなく、自分でつくる、あるいは家族につくってもらった料理を感謝していただくことです。

そのためには、1人で食べる「個食」はできるだけ避けたほうがよいでしょう。どんなに栄養に気をつけて、見た目も華やかな食事であっても、家族や友人と楽しい会話をしながらいただくのと、1人でいただくのは違いが出てきます。カロリーや栄養素の数字だけではなく、「どのような状態で食べた」のかも大切です。

たとえば、気が合わない上司との会食、大事な取引先との会食などで緊張した状態だと、どんなにおいしい料理でも、「食べた気がしない」ということがあるでしょう。反対に、家族と、あるいは気の合う友人との食事なら、ごくありふれたものでもおいしく感じるでしょう。

ただし、楽しいからといって、食事の量をとりすぎないでください。腹八分目が健康の秘訣です。動物性たんぱく質も、とりすぎないようにしましょう。穀物と野菜が主役の食事が理想的です。

忙しくて自分でつくる時間がないからといって、コンビニ弁当などの出来合いのものばかり食べていると、栄養の偏りだけでなく、食品添加物を体内に取り込むことになります。

快便

便通も、副交感神経優位の状態で起こります。交感神経の緊張が続くと、腸の蠕動運動が抑制されて便秘になります。

体内の老廃物や化学物質は、便、尿、汗として、体外に排泄されます。この排泄が進まないと、体内に老廃物や化学物質が蓄積します。

また、腸の中に便が長い間とどまると、便は腐敗を起こし、多くの有害物質をつくります。この有害物質の毒素が、腸内の悪玉菌の増加を促し、大腸ガンなどの病気を引き起こす原因となります。

快尿

排尿も、副交感神経優位の状態で起こります。
尿も、体内の老廃物や化学物質を、体外に排出するという重要な役割があります。

緊張するような場面では、交感神経優位になって、トイレに行きたくなることがあります。この場合は、交感神経優位で膀胱の血流が悪くなり、膀胱自体が小さくなり、たくさんの尿をためられない状態になっています。また、排尿によって自律神経を副交感神経優位にして、緊張を抑えるという働きがあります。

夜間頻尿は、交感神経優位になることで、膀胱の血流が悪くなり、膀胱が小さくなっているのが原因です。そのため、夜中に起きてトイレに行っても、尿の量は少ないことが多いのではないでしょうか。

快汗

発汗も、副交感神経優位の状態で起こります。
便と尿と同様、汗も体内の老廃物や化学物質を、体外に排出するという重要な役目があります。

現代人は、汗をかきにくくなっています。夏でもクーラーがきいた部屋で仕事や生活をし、移動の電車や車もクーラーがききすぎるくらいにきいています。

また、低体温の方が増えているのも、汗をかきにくくなっている原因の1つです。低体温は、ストレスによる交感神経緊張の持続による血管の収縮、アイスクリームや冷たい清涼飲料水などのとりすぎ、コンビニ弁当に代表される食品添加物の問題、お風呂ではなくシャワーによる入浴、そして運動不足などが原因としてあげられます。

30分ほど歩くだけでいいのですが、週に2回は、軽く汗をかくような運動をしてください。「汗くさい」といって、汗を嫌う風潮がありますが、体内の老廃物や化学物質を排出するのに、汗は重要な役割を果たしています。

運動でかく汗がいいのですが、ときには岩盤浴などの施設を利用するのもいいでしょう。

緊張状態でかく汗や、冷や汗、脂汗などは、「快汗」ではありません。



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