「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

眠れなくて困っています

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眠れなくて困っています

横になるだけで自律神経は副交感神経優位になる

眠れなくて困っています」というのも、よくいただく相談です。
交感神経緊張状態が続くと、睡眠時間が短くなり、また眠りも浅くなります。

仕事や介護、育児などに追われて、ほんとうに眠る時間がない場合は深刻です。しかし、布団に入ってもなかなか眠れない、あるいは夜中や明け方に目が覚めて困っているという場合は、そう心配しなくてもよいと思います。

眠れなくても、部屋を暗くして、横になってじっとしていれば、自律神経バランスは副交感神経優位になります。横になっても眠れないという場合も、そのまま朝まで横になっていればけっこうです。

自律神経のバランスは、姿勢によっても変わります。立っている場合は交感神経優位です。椅子に座ると、立っているときよりは副交感神経が優位になります。床に足を投げ出して座っている場合は、さらに副交感神経優位になります。もっとも副交感神経優位になるのは、横になった姿勢です。

よっぽど疲れている場合でないと、立ったまま眠るということはできません。お酒も飲んでないのに、電車の吊り革につかまって眠ってしまう場合は、過労だと思ってよいでしょう。健康な人なら、横になった姿勢をとると、眠くなるのは当たり前のことです。

血圧計があれば、試しに血圧を測ってください。立っているときと比べ、横になって計ると、10〜15mmHgくらいは低下しているはずです。

自律神経バランスが、交感神経優位になっている場合は血圧が上がり、副交感神経優位になっている場合は血圧が下がります。脈拍数も下がっているはずです。

自律神経バランスが交感神経優位になっているときに、細胞などの組織の修復が進みます。ホルモンの分泌なども、副交感神経優位の状態で亢進します。

人間のリズムとして、夜は、副交感神経優位になって、免疫力が上がる状態になります。

睡眠導入剤を飲むのは少し待ってください

眠れないからといって、起きてしまうのは問題です。暗い部屋でじっと横なっているだけでも、自律神経バランスは副交感神経優位になります。安保徹先生は、「大丈夫だよ、眠れなくても、暗い部屋で横になっているだけで、眠っているときの半分から3分の2くらいの効果があるからさ」と相談の電話に答えているそうです。

また、眠りが浅くなると、睡眠時に覚醒する回数が増えます。覚醒が頻繁に起こると、眠っていないように感じることが多いと思います。しかし、不眠症だと本人が申告している場合でも、睡眠中にビデオカメラで撮影すると、しっかりと眠っている場合が多いそうです。そのビデオを見たご本人も、よく眠っているのを確認して驚いているそうです。

眠れないことに、多くの方は不安をお持ちだと思います。しかし、眠れなくても部屋を暗くして横になるだけでも、副交感神経優位になります。「眠れない恐怖」から、自分を解放してください。

「眠れない恐怖」のために、睡眠導入剤を飲むのは待ってください。「眠れなくても、部屋を暗くして、じっと横になっていればいいんだ」と、考え方を変えてください。



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