「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

気象と病気の予報

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気象と病気の予報

低気圧では副感神経優位となる

たとえば、ぜんそくという病気を見てみましょう。
ぜんそくの発作は、「台風の通過直後に多い」「明け方に多い」といったことを聞いたことはありませんか。

ぜんそくは、副交感神経優位で起こる病気です。台風の定義は風速によりますが、低気圧であることは間違いありません。ときには、960hPaといった超低気圧で日本に上陸することもあります。

もともと副交感神経優位の方が、台風という超低気圧によって、さらに副交感神経優位になる気象条件にさらされると、ぜんそくの発作が激しく起こる場合があります。

台風が近づいてきたら、ぜんそくをはじめとしたアレルギー性疾患の症状が強くなる可能性があります。

気圧には年間のリズムと1日のリズムがある

気圧には、年間のリズムがあります。大まかにいえば、冬が高気圧、夏は低気圧、春と秋はその中間になります。温度も、冬が低温、夏が高温、春と秋はその中間になります。

月ごとに気圧の値を平均して、1月から12月までの間の年変化をみると、東京では平均すると11月に最も高く、6月にも最も低くなっています。その幅は約7hPaです。気圧の年変化の型も、その土地によって異なります。

また、1日の気圧のリズムもあります。気候の変動が激しくない日には、昼と夜の9時〜10時ごろが最も高く、朝(深夜から早朝)と昼の3時〜4時ごろに最も低くなる傾向にあるようです。

ちなみに、東京の平均的気圧は午前9時ごろが最も高く、午後3時ごろが最も低くなっています。その差は3hPa弱です。観測するその土地によって少しずつ変わっていますし、高気圧や低気圧が近づくと、このような平均の型からずれた型になります。

ぜんそくの発作は、夜半に起こって、朝にかけて鎮まっていくことが多いようです。また、眠りに入って布団の中で体が温まったときに起こることが多いようです。

夜間は副交感神経が優位になり、しかも就寝中に布団の中で温まっている、つまり副交感神経優位の状態になっているときです。

  自律神経    気圧    温度  
  交感神経優位    高気圧    低い  
  副交感神経優位    低気圧    高い  

気象条件に応じて症状が出たり悪化したりする

副交感神経優位で起こる病気は、副交感神経が優位になる気象条件で、症状が出やすくなるわけです。

もっとも、自律神経バランスだけでなく、環境による影響もあるので、幹線道路沿いに住んでいる子どもは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎になりやすくなります。排気ガス中の二酸化炭素をいつも取り入れることになるので、副交感神経が優位になりやすくなります。二酸化炭素は、自律神経バランスを副交感神経優位にします。幹線道路沿いから引っ越したら、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が治ったというケースもあります。

反対に、交感神経優位で起こる病気は、交感神経が優位になる気象条件で症状が出たり悪化したりしやすくなります。
脳卒中や狭心症など、虚血性の疾患が冬場に起こりやすいのも、交感神経優位になる気象条件だからです。

自分の白血球像を知っておくと、天気予報に照らして、症状が起こることを予測することも可能になります。そのためにも、白血球中のリンパ球と顆粒球の比率を知っておくことは、大切なことだといえるのです。



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