「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

早期発見・早期治療は必要か

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早期発見・早期治療は必要か

歯科医療は「早期発見・長期観察」の時代に

いまは、医療の常識が変わりつつある時代です。
たとえば、かつて虫歯は、「ほうっておくと進行していくので、すぐに削って詰める治療をしなければならない」というのが常識でした。
虫歯については、「早期発見・早期治療」が叫ばれてきました。

しかし、NHKの「ためしてガッテン」(2008年8月27日放送)によると、虫歯は悪くなる一方ではなく、常に「溶かす」と「治す」のバランスで進行するため、唾液の治す力が強ければなかなか進行しないそうです。
15年間観察を続けても、まったく進行しない虫歯もあったという報告もありました。

ただし、番組で扱っている虫歯は、穴があいてしまった歯ではなく、初期の“隠れ虫歯”です。この“初期の虫歯”を自分で治し続けて、“本格的な虫歯”にしない生活を送ることこそが、本当の虫歯予防と言えるという趣旨でした。

食後30分は、虫歯菌によってつくられた酸によって「歯が溶ける」時間帯だそうです。その後、唾液が酸を中和して「歯を治す」時間帯になります。

人間は、毎日、食事のたびに、歯を溶かし続けています。しかし同時に「だ液」が歯を治し続けているので、すぐには虫歯にならないそうです。
このバランスを崩さないよう、「溶ける時間」を短くし、「治る時間」を長くすることが、本当の虫歯予防だということでした。

虫歯は「見つけたらすぐに削って詰める」のではなく、じっくり観察していく時代になってきたようです。ただし、削る削らないの判断は、歯科医師にしかできません。歯科のクリニックに定期的に通い、メンテナンスを受けながら歯を観察してもらうことが大切だということでした。
「早期発見・早期治療」から、「早期発見・長期観察」に変わってきたということでした。

生活習慣を見直して「治す力」を高める

虫歯も、生活習慣病の1つです。
虫歯についていえることは、ガンをはじめとした生活習慣病にもあてはまるのではないでしょうか。

生活習慣病に、「早期発見」は大事かもしれません。しかし、「早期治療」は必要でしょうか。
人間が本来持っている恒常性維持機能や免疫に着目すると、病気は「悪化」と「改善」を繰り返しているのではないでしょうか。
免疫が低下すると「悪化」し、免疫が高まると「改善」し、さらには治癒も望めるはずです。

人間には、だれしも「治る力」があります。
生活習慣を見直して、治る力を最大限に発揮できるようにすることが大切です。

別項で触れたように、「ガンはすべての人にできている」のです。
しかし、ガンは大きくなる一方ではなく、ガンの勢いとガン細胞を破壊する免疫の働きのせめぎ合いで、大きくなったり小さくなったりを繰り返しているはずです。

「早期発見・早期治療」は、ガンにおいては必須のごとく叫ばれています。しかし、すぐに3大療法(手術、抗ガン剤、放射線)を選択するのではなく、観察を続けるという選択があっていいと思います。

「手遅れになったらどうするんだ」「簡単な手術が可能なうちに切除したほうがいい」という意見もありますが、免疫を高めながら観察を続けるやり方を選択することも可能ではないでしょうか。

ガンの自然退縮」の項でも触れていますし、NPO法人いずみの会(愛知県名古屋市にあるガンの患者会)をはじめとした全国のガンの患者会にも、これまでの生活を見直して、生活を変えた結果としてガンが自然退縮した会員は多数います。



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