「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

悪いものをためない

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悪いものをためない

「悪いもの」はできるだけ早く排出する

福田稔先生は、いつも患者さんに、「悪いものをためるなよ」とおっしゃっていました。

「悪いもの」とは、老廃物であり、体内で不要になったホルモンや胆汁酸などであり、体内に入ってきた化学物質(農薬、食品添加物、重金属、薬など)のことです。

老廃物とは、生体に不要な物質のことです。動物では、たんぱく質代謝の結果生じるアンモニア、尿素、尿酸などの含窒素化合物が主な老廃物です。これらの老廃物は、尿や汗などとともに体外へ排出されます。

体内で不要になったホルモンや胆汁酸などと化学物質は、肝臓で解毒・分解されます。そして、胆管に輸送されて糞便とともに体外に排出されたり、血流に送り出されて腎臓でこしとられて尿中に排出されます。あるいは、汗として、皮膚から排出されます。

福田先生が言っているのは、これらの「悪いもの」をできるだけ早く排出しろということです。

そのためには、肝臓や腎臓の働きを正常に保つことが必要です。

そして、「尿の出をよくする」「便秘をしない」ということが大切になります。「尿の出がいい」「便秘をしない」というのは、自律神経でいえば、副交感神経の働きです。また、汗をかくためには、低体温にならないようにすることが必要です。

交感神経優位だと、便秘がちになります。便秘、イライラ、吹き出物などは、交感神経緊張状態が続くときの典型的な状態です。交感神経の緊張がさらに進むと、血管の収縮が持続し、低体温になっていきます。もっとも、過度の副交感神経優位になると、運動不足になって筋肉の発熱量が落ち、やはり低体温になります。

「悪いもの」を汗からも出す

また、福田先生が常々言っていた「汗をかけ」とは、「悪いもの」を早く出す、という意味です。汗をかきにくいと、「悪いもの」をためることになります。「悪いもの」をためると、自己治癒力の働きが弱くなります。

老廃物を少なくするには、食事を考える必要がありあす。昔の日本人は、「たんぱく質が足りないよ」という時代でしたが、いまは「たんぱく質を採り過ぎている」時代になりました。たんぱく質、とくに動物性たんぱく質の摂取量を見直してみる必要があります。

化学物質については、現在の日本では、体内に入ってくるのを完全に防ぐ手だてはありません。無農薬の米や野菜を選んだり、食品添加物のない食材を選んだり、保存料を使わないために自分で調理をしたりするしかありません。それでも、体内に入ってくる化学物質を少なくすることはできても、完全に「ゼロ」にはできません。この点は、国(あるいは全世界)を挙げて取り組む課題でしょう。

動物性たんぱく質は、抗生物質やホルモン剤を含む可能性が高いので、老廃物を減らすという意味だけでなく、摂取量を少なくしていくのがいいでしょう。

薬も、代謝しにくいものが多くあります。安易に薬を飲み続けると、肝臓や腎臓の働きを悪くします。さらに、ほとんどの薬は、交感神経を優位にさせるので、飲み続けていると、皮膚からの「悪いもの」の排出も阻害されることになります。とくに、ステロイドの長期使用は、低体温を招き、汗をかきにくい体質をつくり上げます。

福田先生が言う「悪いもの」には、過度な脂肪(皮下脂肪、内臓脂肪とも)の蓄積も含まれています。

肥満は、生活習慣病を引き起こします。肥満の害は別の項で述べることにしますが、「肥満は百害あって一利なし」といえます。肥満を放置して、生活習慣病を改善することはできません。

もっとも、単に「やせていればいい」というわけではありません。極端にやせていると、リンパ球比率の低下、低体温になり、こちらも生活習慣病になりやすくなります。

「悪いもの」を入れない

「悪いもの」をためない、と同時に、「悪いもの」をできるだけ入れないことも大切です。
食べ過ぎない(とくに動物性たんぱく質)、体内に入ってくる食品添加物を減らす、不必要な薬を飲まない、など自分でできることを実行してください。



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