「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

年齢と血圧

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年齢と血圧

血圧は個人差が大きい

新潟大学の安保徹栄誉教授は、「血圧は年齢によって変わってくるし、個人差も非常に大きい」とおっしゃっています。年齢を考慮せず、一律に基準値を決めるのは考えものだそうです。

実際、100歳以上の方の血圧を測ったところ、最大血圧が200mmHg近い方も多かったそうです。血圧が上がるのは、血圧が上がる要因があったからです。この要因を改善しないまま、血圧だけを下げても一生薬を飲み続けるしかありません。薬で血圧をコントロールできたにせよ、副作用も現れてきます。

以下は、2009年度(2008年4月から2009年3月)の、日本での医療用医薬品の売上高ランキングです。

2009年3月期決算・医療用医薬品国内売上高ランキング

順 位   品 目   会社名   売上高(億円)   伸び率(%)  
1 ブロプレス 武田薬品 1379 0.6
2 ディオバン ノバルティス 1342 5.1
3 リピトール アステラス 953 ▲2.5
4 アリセプト エーザイ 782 25.5
5 モーラステープ群 久光製薬 718.97 10.1
6 タケプロン 武田薬品 707 9.1
7 リュープリン 武田薬品 663 ▲0.2
8 ミカルディス アステラス 644 2.9
8 オルメテック 第一三共 644 16.7
10 アムロジン 大日本住友 579 ▲9.0

1と2と8(ミカルディスとオルメテックとも)と10は、高血圧の薬です。3は脂質異常症、4はアルツハイマー、5は消炎鎮痛剤湿布、6は胃潰瘍など、7は前立腺がん・閉経前乳がんの薬です。ベストテンのうち、5つが血圧の薬です。

2009年には、降圧剤だけで8977億円の市場規模になっています。2018年には1兆400億円と、1兆円市場になると予測されています。これほど、降圧剤の市場は大きなものです。

血圧が高くなるのは生活習慣に原因がある

1999年の世界保健機構/国際高血圧学会(WHO/ISH)の分類では、高値正常血圧は、最大血圧が140㎜Hg未満、最小血圧が90㎜Hg未満とされています(最適血圧は、最大血圧が120㎜Hg未満、最小血圧が80㎜Hg未満。正常血圧は、130㎜Hg未満、最小血圧が85㎜Hg未満)。したがって、最大血圧が140㎜Hg以上、あるいは最小血圧が90㎜Hg以上だと高血圧症となります。

しかし、年齢を考慮せずに、一律に基準値を決めるのはどうでしょうか。海外では、高齢者に降圧剤を服用してもらっても、死亡率は変わらなかったという調査もあります。

また、高齢者の場合、基準値より少しだけ血圧が高い方が降圧剤を服用すると、血圧が下がりすぎて脳梗塞を引き起こす恐れもあります。降圧剤の添付文書にも、「高齢者では患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に過度の降圧は好ましくないとされている (脳梗塞等が起こるおそれがある) 。 」や「高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている (脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。」といった注意書きがあります。

血圧が高くなるのは、原因があるわけです。高血圧の9割以上が、原因のはっきりしない本態性高血圧と診断されます。しかし、本態性高血圧といわれても、原因があるはずです。もちろん、原因は1つだけというわけではありません。

ストレス、食事、運動、考え方など、生活を見直して、血圧が上がる原因を取り除いていきましょう。体温が36.5℃に近づき、足の冷え、肩や首のこりがない状態になると、血圧は本来あるべき値に近づいていきます。降圧剤を服用する前に、あるいは服用していても、生活の改善を自分で行ってください。



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