「福田−安保理論」をベースにした、自律神経と免疫に関する話を集めてみました

入浴

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入浴

シャワーではなくお風呂に入る

お風呂に入ると体温が上がり、血管が拡張して血液の流れがよくなります。体温が高く血液の流れがいい状態とは、副交感神経優位の状態です。無理をしない範囲で、お風呂にゆったりとつかってください。

若い方はシャワーですませる人も多いと思いますが、できるだけお風呂に入るようにしてください。普通、若い人ほどリンパ球の数と比率が多く、加齢にしたがってリンパ球の数と割合が減ってきます。ところが、ある会社で行った血液検査では、20歳代の社員の多くが、50歳代の社員よりリンパ球の数と割合が低かったのです。

リンパ球の数と割合が低かった20歳代の社員のほとんどが、お風呂派ではなくシャワー派でした。50歳代の社員よりリンパ球の数と割合が多かった20歳代の社員はお風呂派でした。一方、50歳代の社員のほとんどは、シャワー派ではなくお風呂派でした。

これだけでは断定はできませんが、お風呂に入る人のほうが、シャワーですませる人よりリンパ球の数や割合が多いのではないかと思われます。

入浴

のぼせるようでは困りますが、できるだけゆったりと浴槽につかるようにしてください。お湯の温度は、38〜40℃を目安にすればよいと思います。42℃以上のお風呂に長時間入っていると、血栓(血管の中にできる血液の塊)ができやすくなるというデータがあります。無理は禁物ですが、38〜40℃のお湯に10分以上つかっているようにしてください。

冷房によって、夏場でも体は冷えやすくなっています。夏場でも、シャワーではなく、お風呂に入るようにしてください。

全身浴でも、みぞおちから下をお湯につける半身浴でもけっこうです。半身浴の場合、慣れていない人は肩が寒いと感じることがあります。肩が寒いと感じる場合は、乾いたタオルを肩にかけるようにしてください。

足湯で全身を温める

入浴できない場合は、ひざから下、あるいは足首から下だけをお湯につける足湯でもけっこうです。15分も足湯をすると、全身がポカポカと温まってきます。お風呂掃除をするときに、足首から下くらいまでお湯をはった浴槽に入り、浴槽を洗うのも立派な足湯になります。ただし、洗剤によっては皮膚を刺激することもあるので、十分に注意してください。

足湯が難しい場合は、ひじから先、あるいは手首から先をお湯につけるのもいいでしょう。足湯ほどではありませんが、全身が温まってくるはずです。

いうまでもありませんが、普通の水道水よりも温泉水のほうが効果があります。特に、二酸化炭素が多く溶け込んでいる「炭酸泉」は、リンパ球を増やす作用があることが報告されています。

家庭では、温泉の成分が入った入浴剤を使うのもいいでしょう。温泉の成分に限らず、気に入った入浴剤があれば、それを使ってください。アロマオイルを垂らしたり、柑橘類の皮を入浴剤代わりに入れたりするのもいいでしょう。

冬場に注意してほしいのは、入浴事故です。体が冷えたまま熱いお湯に入ると、一時的に血圧や心拍数の上昇が起こります。脳や心臓の血管がもろくなっている場合は、脳卒中や心筋梗塞などの病気になることもあります。特に高齢者は、脱衣所にヒーターを持ち込むなどして、急激な温度変化を避けるようにしてください。

入浴

昔は高齢者に一番風呂を勧めることがよくありました。しかし、一番風呂は浴室の床が冷たかったりするので、高齢者が一番風呂に入るのはあまりお勧めできません。

また、床が石けんなどで滑りやすいので、滑らないように工夫しましょう。さらに、足腰が弱くなっている高齢者には、浴槽の出入りもつらいのもです。浴室の壁に手すりを付けるといった改良も考えてください。
 
入浴後は体が温まって発汗が続くため、ついつい薄着でいたくなります。しかし、汗が蒸発するときに体から熱が奪われるので、湯ざめに気をつけましょう。高齢者や乳幼児は湯ざめをしやすいので、とくに気をつけてください。

また、発汗によって失われた水分を補給することも大切です。



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